昔、祖母の時代には、クリーニングといえば、家に御用聞きが来て、洗濯物を持っていってくれました。その後、チェーンのクリーニング店に、洗濯物をもっていって、取りに行くというスタイルが続いていました。
今や、クリーニングは宅配の時代です。クリーニングの宅配は、ライフスタイルの変化にマッチしています。
宅配クリーニング歴〇年の筆者が、たくさんある宅配クリーニングを実際に試して、比較してみました。
子育て中のママや、仕事で忙しいご家庭などにぜひ利用していただきたい宅配クリーニングについてご紹介します。
宅配クリーニングの選び方
今や、宅配クリーニング業者が林立しています。どんな宅配クリーニングを選べばいいのでしょうか?選び方のポイントをご説明しましょう。
「仕上がりの良さ、丁寧さ」「なにより価格」、宅配クリーニングに求めるものは、人それぞれです。あなたが宅配クリーニングに求めるものをはっきりさせて、それにあった宅配クリーニングを決めるのが一番です。
最初に、宅配クリーニングをするにあたって、メリット・デメリットを考えてみましょう!
宅配クリーニングのメリット
① 重くて、かさばる洋服を持っていったり、引き取ったりする必要がない!
これってすごく大変ですよね。特に、冬が終わった後のコート類は重いうえにかさばります。せっかくきれいにクリーニングに出したのに、引き取りに行った日が雨で、濡れてしまったなんて経験、誰もがしています。小さなお子さんがいると、もっと大変です。
宅配クリーニングの場合、バッグや段ボールに詰めて送るだけ。すべて自宅で完結します。これを一度経験すると、後戻りできません。
② スマホですべて完了!便利この上ないです!
宅配クリーニングなら、スマホで24時間受付!ネット上で、住所氏名を登録すれば、都合のいい日に集荷に来てくれます。支払いもクレカで簡単!
③ 24時間いつでも依頼!クリーニング店の営業時間を気にしなくて済む!
「仕事が忙しくて、引き取りに行けない日が続いて、そのまま忘れちゃった」って声もよく聞きます。宅配クリーニングなら、すべてあなたの都合に合わせられます。
宅配クリーニングのデメリット
① 送料を負担!
送料がかかります!ただ、今回、ご紹介のサービスでは、送料が無料になる条件が設定されていますので、お得に利用することもできます。
点数固定パックの場合や、1点ずつクリーニングに出せる場合など、条件を事前にしっかりチェックしましょう。
② 実際に対面できない!
対面しないことをメリットと考える人もいるかもしれませんが、対面できないことはデメリットになりえます。しかし、実際に対面できないデメリット解消のための工夫はされています。例えば、無料の染み抜き、毛玉取りサービスなどです。もちろん、申し込み時に、要望を記入することもできます。
③ 配送中のシワが気になる!
段ボールやバッグに入れられて配送されるので、たたみジワができることもあります。
たいていの場合、段ボールやバッグから出して、吊るしておくと、たたみジワはのびて気にならなくなります。試してみてください。
宅配クリーニングの選び方のポイント
宅配クリーニングを選ぶ際には、これからご紹介する7つのポイントをチェックしましょう!「料金」「送料」などに加えて、「保管サービスの有無」などをチェックすれば、あなたにピッタリの宅配クリーニングが見つかるはずです。
◆ ポイント1
料金体系をチェックしましょう!業者ごとに料金体系が異なります。1点ずつ出せるか、複数点数のパックかの他に、詰め放題パックもあります。どのぐらいの量を出すかによって、選びましょう。
【例】
• 宅配クリーニングリネットの場合、ワイシャツ1枚290円、カーディガン1枚780円
• 宅配クリーニングプラスキューブの場合、1枚1300円からですが、5点パック、10点パックなどまとめるとお得になります。
クリーニングに出す点数に合わせて考えましょう。2~3点だけか、衣替えで大量に出すかなどケースバイケースで考えましょう。
また、有料会員になると、割引やポイントが受けられるところもあるので、どのぐらいの頻度で使うかもよく考えましょう。
どんな支払い方法があるかも、チェックするといいでしょう。
◆ ポイント2
送料がかかるかどうかをチェックしましょう!送料完全無料という宅配クリーニングもありますが、たいていは一定額以上の利用で送料無料になる業者が多いです。
さらに、有料会員登録で、送料無料になる利用額が減額されるところもあります。
宅配クリーニングには、往復送料がかかりますが、往復送料無料とうたっていても、北海道、離島は別料金になることが多いです。チェックが必要です。
たくさんの宅配クリーニングの中から、一つを選ぶ場合、送料で決めるという方法もあります。
◆ ポイント3
宅配クリーニングのうれしいところは、衣類を持っていって、引き取りに行く必要がないことです。
ただ、チェックしたいのは、集荷の際の業者の集荷キットの有無です。専用の集荷キットに入れなければならないのか、こちらで用意した段ボールでもOKなのか、業者によって異なります。
◆ ポイント4
クリーニングの質もチェックポイントになります。大切な洋服をクリーニングに出すわけですから、クォリティのチェックは大切です。
クリーニングの質だけにとどまらず、クリーニング終了後の配送の梱包の仕方もチェックしましょう。梱包次第で、シワがずいぶん違います。
料金ばかりをチェックせず、こういうところも見逃さず比較するといいですね。
◆ ポイント5
クリーニングの他に、どんな無料サービスをやってくれるか、比較したいところです。シミ抜きはたいていのところが無料です。業者によっては、取れたボタンや少々のホツレをお直ししてくれたり、毛玉取りをやってくれたりするところもあります。
もし、ちょっとしたお直し希望の洋服があれば、こういうサービスの有無はチェックするといいでしょう。クリーニングで、ちょっとしたお直しまでしてもらえるなら、ラッキーです。
こういう付随サービスも比較することは大切です。
◆ ポイント6
オプションでどんなサービスが利用できるのかも比較しましょう。通常コースにプラスして、撥水加工、高品質な仕上がりのプレミアムコースなどがあるかどうかです。
有料会員制度があって、登録すれば、送料無料になる利用額が緩和されたり、特定の品物が減額されたりなどのお得なサービスがあるかどうかチェックしておきましょう。
もちろん、これらは、通常料金にプラスされる料金ですが、質を確保したい、いろいろなオプションを利用したい場合には、あると便利なサービスです。
◆ ポイント7
日本の狭い住宅事情を考えると、オフシーズンのクリーニング済みの商品を業者が預かってくれるととても助かります。
ぎゅうぎゅう詰めのクローゼットに返ってきたクリーニング済みの洋服を押し込めば、次のシーズンに着るときにはシワだらけということにもなりかねません。
保管サービスを利用する場合は、以下のポイントをチェックしてみてくださいね。
【保管サービスのチェックポイント】
料金、オプション
洋服の保管環境
最長保管期間
返却期間の変更可、不可
保管可能洋服の種類
保管サービスは、あくまで宅配クリーニングをした洋服に限られます。宅配クリーニング取り扱い外のものの保管は不可です。
例えば、下着、皮革製品は保管できません。こういうものを送っても、返却されますからご注意ください。
宅配クリーニング業者によっては、取り扱い外のものを送った場合、返送料は利用者負担になっています。ご注意ください。
保管サービス比較ページへリンク
宅配クリーニングが取り扱っていない商品一覧
たいていの宅配クリーニング業者が扱っていないものは、水着、下着、皮革製品、着物です。
汚れのひどいもの、破れたり穴が開いているものも取り扱い外になります。
洗濯表示がすべて不可(×)になっているものや、洗濯表示が付いていないものは、受け付けてもらえません。送り返されたら、送料もかかりますから、事前に取り扱っているかどうかを問い合わせるといいでしょう。
宅配クリーニングは利用する価値はあります。今の時代にマッチしていておすすめです。しかし、自分のライフスタイルにあった宅配クリーニング業者を選ばないと、高くついたり、思わぬトラブルになったりします。
ここでご紹介の選び方を参考にしていただき、あなたにピッタリの宅配クリーニングを見つけてくださいね。
宅配クリーニングは、あなたの生活を少しだけ楽にしてくれますよ。賢く利用しましょう。